おとなの社会学習 in 名古屋(4)リニア・鉄道館

金城ふ頭駅で下車して、リニア・鉄道館へ向かいました。
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【リニア・鉄道館】
正式名称は「リニア・鉄道館〜夢と想い出のミュージアム〜」です。
JR東海が平成23年3月14日に開館した、鉄道に関する事物を展示する博物館類似施設(鉄道保存展示施設)です。JRが運営する鉄道保存施設ですが、最寄り駅および近接する路線にJR線の駅は無く、JR東日本が開設した鉄道博物館(大宮市にあります)や、西日本が解説した京都鉄道博物館と異なり営業用線路との接続もありません。
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【あおなみ線の高架】
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【レゴランド・ジャパン・ホテル】
レゴランド・ジャパンに近接した宿泊施設です。
ちなみに、名古屋市はこの金城ふ頭エリアの一部を「モノづくり文化交流拠点」と位置付け、平成20年度から整備を行ってきました。「リニア・鉄道館」はその一環で開設されました。

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【東海道新幹線の車両】
歴代の新幹線の車両です。
日本の大動脈とも言える東海道新幹線を走行してきた車両が展示されていました。
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【リニアモーターカーの車内】
将来の中央新幹線の車内です。
飛行機を想起させる車内だと思いました。
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【N700Sの普通車の座席】
座席も軽量化と共に快適性を追求してきた事が書かれていました。
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【反転フラップ式案内表示機】
懐かしの案内表示機です。新大阪や東京でお世話になった表示機です。
現在ではLED式から液晶式へと進化しています。
京急の青物横丁駅のように特別演出もいいから何かの記念で再現して欲しいですね、丹羽クン。
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【100系X編成】
100系X編成の普通車の車内です。
0系に比べて座席間隔が広がっただけでなく、3人掛け席でも座席変換が可能になりました。
なお、G編成ではグリーン車の需要が高まったことから食堂車をやめてグリーン車に変更されました。しかし、西日本所属のV編成(愛称名:グランドひかり)では2階建車両を4両にして食堂車を存置させただけでなく、2階部分をグリーン車でその下の1階部分を普通席にして2−2列掛け(山陽新幹線区間限定のウエストひかりを彷彿とさせたもの)にして運行していました。
個人的にはグランドひかりが大好きで、列車だけでなく座席も1階普通車指定席をみどりの窓口で指定してから乗車していました。
食堂車で過ぎゆく車窓を見ながら食べる食事は格別でした(o^-’)b
まあ、今となっては懐かしい思い出です。

閑話休題。
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【100系X編成の食堂車】
この編成の食堂車は一度も利用する機会がありませんでした。
グランドひかりに比べてこちらはポップな感じがします。
食堂車の出入り階段付近や妻壁に設置された東海道・山陽本線を駆け抜けた代表列車のエッチングによる装飾が大きな特徴です。このエッチングは元国鉄の黒岩保美氏(鉄道友の会会章とブルーリボン賞・ローレル賞徽章のデザインも手掛けました)が製作したものです。
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【ドクターイエロー】
東海道新幹線・山陽新幹線区間において使われる点検用新幹線車両です。車体が黄色いことからドクターイエローの愛称で親しまれています。
なお、この車両は922形20番台T3編成の先頭車でJR西日本所属です。ちなみに、この車両は東海所属のT4編成の先頭車と置き換えられる予定で、置き換え後は石川県白山市の「トレインパーク白山」に移設され、保存展示される予定です。
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【在来線の車両も一緒に撮影】
佐久間レールパークにあった車両も移転して展示しています。

1日いても飽きない施設だと思います。
こうやって見ていると鉄道従事者の不断の努力が安全運行や定時運行にも結びついている事も改めて認識させられました。

再度訪問したい施設ですね。

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